20回で楽になって100回で楽しくなった話

明日、5ヶ月ぶりにminneのアトリエ 世田谷で作家さん向けの勉強会(あらため、ネット販売初級講座)を開催します。

 

数十人に向けてのセミナーも、

今年は地方の自治体さまや企業さまからもたくさんお声がけいただきました。

出張多いですねえ、と労っていただくことも多く、本当にありがたい限りです。なんとか生きています。

 

大人数のセミナーも回数を重ねて、そろそろ20回くらい登壇したんじゃないかと思います。

少人数の勉強会と合わせると、100回はやっているはず。(今度ちゃんと数えます)

 

勉強会の講師を始めた時は、

もう初回開催の前は眠れないくらい緊張して、お話することもぜんぶ台本にして、

予定の進行通りにちゃんと話せるか、話したことが伝わるか、心配事まみれでした。

当時(2015年の夏頃)参加くださった作家さんにお会いするとしょっぱい恥ずかしさに包まれてしまいます・・・

 

勉強会を開催した日の夜は最低限の子供のお世話をしてソファに倒れこんでそのまま眠り、夜0時を回ってから「はっ!」ととびおきる、なんてことの繰り返しでした。

 

そんな緊張状態の日々も、開催回数が20回を超えたころに、突如負担を感じなくなります。

台本を見なくても、自分の考えを言葉に発するようにできるようになり、

とっさの質問にも冷静にお答えすることができるようになりました。

この頃から、勉強会の開催が楽しくなってきます。

(そして、楽しすぎて8名の自己紹介タイムに1時間も費やしてしまったり・・・反省)

 

勉強会も軌道に乗ったところで、2016年の6月からは数十人規模のセミナー登壇をさせていただくようになりました。

そうすると、

少人数勉強会でのコールアンドレスポンス的な進行から打ってかわり、

2時間の独演会のための資料作りから始めなければならず、

求められるセミナーにあわせたテーマ設定、スライドの作成、口頭で話すエピソードをいくつか用意して・・・と

事前準備の段階でも眠れない日々、開催前日から直前まで緊張感にまみれ、

セミナー中は時間通りにスライドを進行できるか、PCが突然フリーズしないか、

終わった後は「これでよかったのか」「時間の無駄と思われていないか」などなどネガティブ思考にまみれ・・・

周りの同僚は「とてもわかりやすかった!」と言ってくれても、同僚に向けてセミナーをしているわけではないので

ひねくれた感情でせっかくの暖かいフォローもすんなり受け入れられず。

 

そんなセミナー登壇も、求められる機会のたびに少しずつブラッシュアップを繰り返していくと、

不思議とだんだんと心の重荷も軽くなり、ついには勉強会で乗り越えた壁と同じく

セミナーが楽しくなる瞬間が、ついに、きました。

先週土曜日に登壇させていただいた世田谷区のらぷらすさんでのセミナーの時は「あれっなんか軽い。そして話しててたのしい」と感じ、

ホームグラウンドでの開催とはいえ、セミナーを明日に控えた今日なんて、明日どんな作家さんにお会いできるのか本当に楽しみで、

テンションがあがって半年ぶり?にブログも書けるくらい元気。

 

セミナー登壇20回目の壁を超え、勉強会とセミナー合わせるとたぶん100回を超えた今、気づいたことがあります。

最初は、不安で心配でプレッシャーがきつくて、楽しむ余裕などなく、終わってしばらくしてから参加者さんの感想を聞いて、ようやく「やってよかった」と思えていたのが、

今は、資料作成の目処がたてば安心できて、当日までは準備が滞りなく終われば、あとの時間は楽しみでしかない、という気持ちの変化です。

回数を重ねたことで、重たい仕事が楽しくなるタイミングとして「20回」で楽になり「100回」で楽しくなっている!

そういえば、運転免許の仮免後の路上教習も20時間くらいだった気がする!(調べたら19時間でした)

これは、「20」っていう数字が客観的にも目安として語られていたら、撮影の練習でもイベント出店でも

なんでもまずは目指す目標がたてやすくなるのでは・・・と思い、検索したらサクっと出てきた記事がこちらです。

 

「一人前になるには1万時間必要」は誤りだった! たった20時間で新たなスキルを身につけられる4つのコツ

http://logmi.jp/12933

 

ここまで書いたところで満足してしまっていいまとめの言葉がでてこないけれど、

明日の講座も楽しい時間にしたいと思います。

イベント出展とネット販売の相乗効果を産むためには

あやさんがこんなブログを書かれていて、とってもわかりやすく納得しまくりの内容でしたので、ご紹介させていただきます。

 

イベントで人気作家にお客様が集まる理由

ー ハンドメイドを趣味から仕事へ!あーやの仕事塾

 

そうなのよ〜!とうなづきながら、twitterにいろいろ書いてたら思ったよりも長くなっちゃったので、まとめの意味も込めて書き残したいと思います。

 

 

「自分でイベントにお客様を呼ぶ」について。

イベントというのは、開催すれば勝手にお客様が来てくれるなんてことはありません。

 

イベント主催側は、イベントを「塊」として考え、出展者募集以外の面でも、お客様が楽しめるコンテンツ(くじ引きとか、ライブをやってみたり、フードブースを充実させたり、キッズスペースを作ったり)を企画して加えて、様々な魅力がありますよ〜イベントに来たら楽しいよ〜とPR活動をします。(もちろん、出展者さまのフォローや細かいアプローチもかけていきますが)

 

作家側は、自分のファンのうち何人にブースに足を運んでいただけるか?が課題になります。

主催者側の集客と作家側の集客、この両方が充実してこそ、「たくさんのお客様が来てくれてよかったね!」が生まれるのです。

 

そういうわけで、

「人通りの多い場所にブースが当たるといいな」

という「賭け」のみに任せず、

「私目当てのお客様を○人呼ぶぞ〜!」

という、もっと具体的で実現可能な下準備をする必要があります。

 

1作家20人のお客様を呼べれば、ブース数50のイベントでも来場者数1000人になります。

20人呼ぶためには、どれだけ宣伝しなきゃいけないのか。って逆算してフライヤー、ブログ、SNSを活用するわけです。

 

20人というのはあくまでも例えなので、そのイベント出展を黒字にしたいなら、目標売上を立てて、平均購入単価で人数割して、購入人数を想定します。

目標売上8万円、平均単価4000円なら購入人数は20人。じゃあ、20人に買ってもらうには、ブースに何人呼べば達成できるか?

 20人呼んで、全員買ってくださるわけ、ないですよね。

そこで、来た方のうち、何割の方が買ってくださるか?を仮定します。

 

仮に、ブースに来た方の10%の方が購入してくれると仮定したら、200人の方に来てもらわなきゃならない。

8時間のイベントなら1時間あたりの接客人数が25人。

10分休憩を挟んだとしても、2分に1人新しいお客様を接客している計算です。

これを多いと感じるか少ないと感じるかで、計算式の数値を変えていくとよいと思います。

 

ブースのサイズやスタッフ数でキャパは変わるので、一度計算してみるといろいろ見えてきます。

ブースに立ち寄ってくださった方全員に名刺なりショップカードを配る!と決めたら、持っていく名刺の枚数も自然と想定できます。

 

 

そして、もう一つ、「くれぐれも無理をしないで欲しい」という点は前置きとしてご理解いただきたい、と思いつつも、

「イベント中にネット販売をおやすみする事」、これがなかなかの機会損失になります。

「イベント会場で作品を手にとって見てくださった方(結果、会場では買わなかった方)が、やっぱり欲しい!と思って買いに来てくれるかもしれない唯一の機会」を、気づかないうちに逃してしまうのが、イベント前後にネット販売をおやすみしているケースです。

 

せっかく手にしてもらった名刺を元にネット販売のページを開いても、販売をおやすみしていたら、「あーん、この作家さん、ネット販売休んでて残念・・・」という事になり、その事をお客様はわざわざ作家さまに指摘したりしないので、

なかなか機会損失に気づけない、という盲点でもあります。

 

少しずつ売上を上昇させたい、と思った時は、

こういうイベント時の踏ん張りというのは大切になってきます。

いつも書いているように、「ぜったいにやらなきゃいけない事」なんてありませんので、

もう一歩踏ん張りたい、と思った時にはぜひチャレンジいただけたら、と思っています。

 

 

 

いろいろと書きましたが、

下準備に下準備を重ねた結果を100%活かすために、当日のディスプレイのクオリティも重要だけれども、なにより作家さんが健康で元気であることが本当に大切なのです。

せっかく来てくださった方に「来てよかった!」と思っていただけるような楽しさとか。

だから前日なるべくしっかり睡眠をとっていただきたいところです。

 


↑昨年11月に鹿児島市の山形屋さんで開催した販売イベントの写真です。連日大盛況でした。

 

 

でも、どうしても良いものを持って行きたくて徹夜作業になるのもよくわかるのです。

4/28,29の minneのハンドメイドマーケット2017 の時は私は会場内をうろうろしているので、眠たくなったら声かけてくださいね。

すっぱい飴とかガムとかたくさん持ち歩きつつ、みなさまのブースを回りたいと思っています。

「返ってくる答えが違うこと」は間違いではない

今日は、minne作家さま向け勉強会をアトリエで開催しました。

 

勉強会は、毎回たくさんの方にご応募いただいており、抽選倍率が10倍を超えることもあります。

作品ジャンルもバラバラ、お悩みも多種多様です。

 

毎回、勉強会の内容は変わらず「価格設定・写真撮影・文章の書き方」の3本柱を中心に2時間わたしが喋り倒す、という内容ですが、

その回の参加者さまのお悩みや質問内容に合わせて話す内容を変えています。

勉強会の様子は動画でも公開していますので、気になる方はぜひ一度ご覧ください。

 

minneのアトリエ 作家さま向け勉強会 YouTube

 

「わからないことがあって色々な方に質問したけれど、みんな答えが違うのでどれが正しいのかわからない」

というご相談を、よくお受けします。

「わからないこと」というのは様々ですが、

それに対する答えは、それぞれの立場の方が親身になってアドバイスされた内容ばかりで、

お聞きしていると「この答えも有りですね」「そっちの答えもありですね」と感じることが多々ありますし、どれも間違いではありません。

 

「それぞれの立場」の方によって、違う答えが返ってくるのは当然です。

立場の違いは、その方の目的の違いであり、専門性の違いであり、質問者との関係性の違いでもあります。

大切なのは、

「質問に答えてくださった方が、どうしてそのような答えを言ったのか」

をしっかりと考え、理解する事だと思っています。

 

「誰かがくれたアドバイスを、『答えを教えてくれた』と誤解しないように。アドバイスをもとに考え抜いて、自分で答えをみつけましょう」というお話を、アトリエでよくしていますし、以前このブログでも触れました

立場によって、目的によって、販売活動のやり方は様々です。

「これをやれば成功する」という秘密の暗号はありません。

 

自分自身の立ち位置を客観的に把握し、

「楽しさ・売上・時間」などの優先度を意識して、

作家さまそれぞれの目標にあった活動をお手伝いできたらな、と思っています。

 

相手の立場に立って考えることを繰り返していくと、

「お客様の立場に立って考える」事も、自然とできるようになりそうです。

 


 

ある日の夜、突然窓の外の超狭いところに現れたまるまるとした美人猫ちゃん。

あれ以来姿を見ないけれど、どこに行ったんだろう。